消費者金融業者の混乱
イメージアップを図ってカード事業を開始したものの、自己破産による収益悪化で相次いでメガバンクグループ入り??
消費者金融市場は急拡大を遂げましたが、その伸びはここにきて鈍化が見え始めています。
しかも、不況が深刻化するとともに、多重債務、自己破産などが増えて貸倒償却金が増加し、経営を圧迫し始めました。
そこで、成長余力が高く、イメージアップにもつながるクレジットカード業界に進出しようと消費者金融大手5社(武富士、アコム、プロミス、アイフル、三洋信販)をはじめとして活発な動きをみせています。
彼らがクレジットカード事業に参入するに際しては2つの方法があります。
ひとつは、自社にカード事業部を立ち上げて(または拡大して)直接参入する方法、もうひとつは、経営不振のカード会社を買収(または資本参加)して経営権を握るという方法です。
前者の代表がアコムであり、プロミス、武富士です。
後者はアイフル、三洋信販です。
直接参入と関節参入ではその中身はかなり違い、うまく展開している会社もあれば、順調といえぬところもあります。
それでは、各社の戦略を簡単に紹介してみましょう。
アコムは信販業務を10年以上前から行っていますが、1999年にマスターカードのプリンシバルメンバーになり、自社でカード発行を始めました。
自動契約機の「むじんくん」により、プロパーカードである「アコムマスターカード」の即時発行も可能です。
現在は、様々な提携カードを約10種類発行しています。
プロミスは、子会社の信販会社GCがカード事業を手広く行っているため、カード参入は今回が初めてではないが、プロミス本体で1999年からGC経由でプロミスJCBカードの発行を始めました。
さらに、武富士もマスターカードのプリンシバルメンバーとなって、2002年10月から「テイクビッグセブンマスターカード」の発行を始めました。
1%という破格の加盟店手数料を提示して、アクワイアリング業務にも参入しているため、既存のカード会社にとっては大きな脅威となっています。
一方、アイフル、三洋信販の2社は、カード会社を買収するという方法で、カード事業に本格参入を果たしました。
それぞれ買収から数年が経過していますが、いまのところ両者の明暗は大きく分れています。
大きな成果をあげたのは、中堅信販会社ライフを買収したアイフルです。
「安い買い物をした」とインタビューで福田吉孝アイフル社長、ライフ会長が語るほどです。
連結決算でライフの残高を合算したために、アイフルは貸付残高を大幅に増やして、業界内の順位をあげました。
さらに、クレジットカード事業進出についても、アイフル本体で一から進出するとすれば、莫大な設備投資がかかり、加盟店や会員を集めるのもノウハウがなく大変ですが、買収によって、ライフの資産を活用できるので、それらの問題も全て解決したからです。(その後、余勢をかってアイフル本体もマスターカードの発行を始めました)
それに対して、三洋信販はマイカルグループのマイカルカードを買収し2000年12月にポケットカードと名前を変えて再出発を果たしましたが、会員獲得の拠点として期待を寄せていたサティ、ビブレの店舗がイオングループに実質買収されたために、会員獲得が思うようにいかなくなっています。
このように、大手消費者金融はそれぞれの思惑をもって、クレジットカード業界に進出しましたが、ライフ以外は際立った成果をあげていません。
プロミスはGCをGEグループに売却してしまったほどでした。
しかし、各社がクレジットカード事業に参入しようと苦戦している間に、肝心の本業の方が思わしくなくなってきました。
長引く不況から自己破産が増加し、貸倒比率が上がりました。
そのため各社の業績が大きく落ち込み、例えば、武富士は2002年の営業収益に占める刑場利益の割合が64%あったものが、2004年には36%とほぼ半減しています。
その結果、右肩あがりで業績を伸ばしてきた各社は重大な岐路に立つことになりました。
もっとも早く動いたのは、アコムでした。
キャッシュワンなどで関係の深かった三菱東京フィナンシャルグループと手を組んで大資本の強力な庇護のもと、生き残りを図ろうとしています。
それに続いてプロミスも三井住友フィナンシャルグループと提携し、そのグループに入りました。
この他にも中堅業者は、IT企業など大手企業に買収されるケースが相次いでいます。
あおぞらカードはネットショッピング大手の楽天に、シークエッジはライブドアと合併でローン事業会社を設立しました。
また、ライブドアはロイヤル信販を子会社化しています。
ソフトバンク・ファイナンスは、イコールクレジットを通じてネットで消費者金融事業を始めました。
トラックバックURL
はじめまして
こんにちは
今回は相互リンクのご相談をしたくコメントさせて頂きました。
もし相互リンク可能であれば
お手数ですが当URLより
コメント or トラックバックを頂ければと思います
いきなりの申し出で申し訳ないのですが
参考のほど宜しくお願い申し上げます
↓URL案内↓
ブログ名:アコム
⇒http://1acom.blog92.fc2.com/