クレジットカード会社では、どんな資格が必要なのか?
クレジットカード会社に入るために学生時代から取得しておかなければならないような、特別な資格はありません。
その意味では、他の業界に比べれば、資格取得の苦労は少ないといえるでしょう。
ただし、入社後には、様々な資格を取得することを求められます。
なかでも、クレジットカード会社の社員にとって、
「個人情報取扱主任者」 の資格は必須です。
この資格は、顧客の故人情報を適正に管理し、活用するため、クレジットカード会社のどの業務にも共通して必要なもので、業界団体の日本クレジット産業協会や全国信販協会が行っている認定制度です。
カード会社には日常の業務の中で、個人情報の取扱には特に注意を払っています。
例えば、オーエムシーカードは「もしも、社内の誰かが個人情報を外部に漏洩したら、会社の信用が1日でなくなってしまう。」と、危機意識をもって管理体制を作っています。
もちろん、クレジットカード会社の社員は顧客などの個人情報をむやみにみることはできません。
「個人情報はパスワードで管理しているので、閲覧可能な者はパスワードを持っている人間だけです。そのパスワードの管理は上長がしています。」(オーエムシーカード)という。
また、もしも社員が無断で情報を閲覧した場合は、「閲覧履歴は残りますから、どこの部署の誰がどの情報をみたのかわかります。」(同)と、万が一の時のためのチェック機能を備えています。
個人情報取扱主任者資格を取得するには、日本クレジット産業協会が主催する通信教育を受講する必要があります。
学習内容は、個人情報の歴史から始まり、後半では法律や、具体的な事例を取り上げています。
また、過去の個人情報漏洩事件などを例にとり、その管理体制の不備だった点や問題点などをケーススタディで学びます。
そして毎年1月から2月にかけて実施される資格試験を受けて、合否が決まります。
この他にカード会社が社員に奨励している資格には、クレディッター(クレジット審査業務能力検定一般)、シニアクレディッター(クレジット審査業務能力検定上級)、クレジット債権管理士、クレカウンセラー(クレジット債権管理士上級)などがあります。
これらも日本クレジット産業協会が行っている資格認定制度で、与信審査や債権管理回収担当者への理解を深めるとともに、昇進に役立つ資格もあります。
これ以外にも、取引先との交渉や加盟店新規開拓などで、有利となる資格もあり、その有無がビジネスの成否を左右する事もすくなくありません。
そういう時に役に立つ資格として、一般旅行業務取扱主任者、損害保険代理店資格、生命保険募集人資格、証券アナリスト、情報処理技術者などがあります。
資格取得者には給与とは別に資格手当てがつく企業も少なくありません。
自分の適性や担当業務に合致する資格を見つけ、一歩一歩挑戦していきましょう。
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