借金に対する無知・無関心が死を招く時代
私たちが生活するうえで、好むと好まざるとにかかわらず、お金が必要です。
結婚、自動車、住宅、教育、レジャー、老後の生活など、人生の節目節目でそれぞれに費用や資金がかかります。
これらをすべて自己資金でまかなえる人はどのくらいいるでしょうか?
ほとんどの人には、限られた収入にプラスしたお金(ローン)が必要です。
そのとき、より低い金利で、より有利な条件で借り入れられたり借り替えることこそ、その後の人生の勝ち負けを決めるといっても過言ではないでしょう。
お金を借りることに無知、無関心でいると、人生の敗北者になってしまう危険性もあるのです。
多重債務者になって、自殺、夜逃げ、心中に追い込まれないとも限りません。
こうした悲劇に陥らないために、貸し手側の「儲けのカラクリ」を知る必要があります。また、借り手側が貸し手から文句をいわれず、上手にお金を借りたり借り替えられる「裏ワザ的」な方法も知っておくと便利でしょう。
それにしても、お金をめぐるトラブルは、洋の東西を問わず、太古から絶えたためしがありません。
良く知られる話としては、シェイクスピアが書いた「ヴェニスの商人」がありますね。
ユダヤの金貸しシャイロックが、お金を貸す時の担保として、そのお金と同じ重さの肉片を相手方(借り手)に要求するという非道ぶりが描かれています。
こえは普通の感覚ならとても理不尽なことで、誰も承知しない契約でしょう。
しかし、借金に追われ、行き場のなくなった人たちは、こうした理不尽な契約にも従ってしまうのです。
これは、いまも昔もなんら変わることがありません。
人間とはよくわからない動物なのです。
いまでもこの「ヴェニスの商人」に描かれたシャイロックの要求と似たような理不尽なことが、あちこちで繰り返されているのです。
借金返済のために自殺して生命保険をあてようとする中小零細企業の経営者が後を絶ちませんが、それが典型的な例です。
お金は魔物です。
借金に追われる生活を続けていると、いつの間にかお金と命が等価になってしまうのです。
お金と自分のからだを同等に考えて、自分の命くらいならすすんで差し出そうという意識になってしまうのでしょう。
人間の持つ根源的な弱さといってもいいかもしれません。
そして、背広を着た現代の「ヴェニスの商人」たちは、この弱さにつけ込み、法外な金利で借り手を追いたて、次々にワナにはめていくのです。
借金(ローン)は、今や人並みの生活を辞しようと願う人たちには欠かすことのできないものですが、悪質な貸金業者にだまされてアリ地獄に陥っては元も子もありません。
そうならないためにも、またそこから1日でも早く抜け出すためにも、貸金業界を取り巻く様々なカラクリ、広く一般には知られていない(ある意味では知られて欲しくない)現状を少しでも認識していきましょう。
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